絞って撮ったらイメージダストオフが必要!?

カメラ

いま使っているカメラは中古で買ったんですが、

いよいよイメージダストが顕著になって表れてきました。

夜景写真の大敵であるイメージダストは、撮影後でも回避できるんです。

 

 

 

目次

1.イメージダストって何?

2.カメラのイメージダストをチェック。

3.画像処理でイメージダストオフする。

 

 


 

1.イメージダストって何?

 

 

イメージダストとは、

 

カメラのローパスフィルターまたは光学フィルターに付着しているゴミのことを指す。

 

カメラ内部は、完全に密封されているわけではないので、

 

フィルターにゴミが付着することはやむを得ないことである。

 

長年使っていれば、それだけゴミは付着するもの。

 

 

 

さて、フィルター上にゴミがあると写真にどのような影響を与えるのか。

 

実際に写真を見てもらえればわかりやすい。

 

DSC_2033+

 

写真の左側、ライトの左上に大きな黒い点がある。

 

他にも、少し見ずらいが、

 

大きな黒い点の上のほうにも、同じような黒い点がある。

 

 

この黒い点々が、イメージダストである。

 

 

こんなゴミが写ってしまうと、写真としては残念になる。

 

 

こんな写真が出来てしまったことはありませんか?

 

 

実はこのゴミたち、

 

普通に撮影してるだけでは、写真に写らない、もしくは見えないこともある。

 

 

イメージダストはF値を大きくして撮影したときに現れる。

 

 

光学フィルター上に付着したゴミは、例えばF3.5とかで撮影している場合、

 

 

ピントがゴミに合わないため、写真ではものすごくボケていて写らない。

 

 

ところが、F16程度まで大きくして撮影すると、

 

 

被写界深度が深くなり(ピントが合う幅が広くなり)、

 

 

ゴミにピントが合っていくため、写真に写ってしまう。

 

 

F値を大きくして撮影する場合に、ゴミが顕著に表れてしまうのだ。

 

 

 


 

 

2.イメージダストをチェック。

 

 

自分のカメラにイメージダストがあるかどうか、簡単にチェックすることができる。

 

 

撮影中にダストに気が付くなんて、悲しいことにならないよう、

 

 

この機会に一度チェックしてみてはどうか。

 

 

 

チェック方法は、空を使ったり、紙を使ったり、いろんな方法がある。

 

 

この記事を書いている時間は夜なので、

 

 

今回は紙を使ってイメージダストをチェックしてみる。

 

 

①真っ白な紙を用意する。

 

カレンダーの裏でも、コピー用紙でもなんでも可。

 

②カメラから10cm以上離して、適当な位置に紙をセットする。

 

③F値を大きくして(今回はF16)、紙を正面から撮影する。

 

モードは何でも可。絞り優先とかでいいと思います。

 

 

僕はこんな感じの手順でやりました。

 

 

 

撮影した写真をチェックしてみてください。

 

 

僕はこんな感じでした。

 

DSC_2078

 

 

めっちゃ汚い!!!!!!汗

 

 

この状態で画像処理し続けるのは、かなりまずいですよね….。苦笑

 

 

 

どの程度から、イメージダストを考慮するかは、ユーザーさん次第ですが、

 

 

より綺麗に写真を撮りたいんだったら、なんとかしなければですよね。

 

 

 

3.画像処理でイメージダストオフする。

 

 

画像処理には、ニコンが無料配布している「Capture NX-D」を使用。

 

その他の画像処理ソフトでも、イメージダストオフの機能を搭載していればオッケー。

 

 

 

まず、撮影に使用するカメラで、「イメージダストオフデータ」を取得する。

 

今回は、僕が使っているNikon D7100を使って手順を説明する。

 

他メーカー、他機種でもある程度は同じような手順でできる。

 

 

①白い紙を用意する。

先ほどと同様、白ければなんでもオッケー。

②カメラから10cm以上離して適当に紙をセットする。

 

 

③MENUのセットアップメニューから、イメージダストオフデータ取得を選択。

 

 

④実行する。

 

 

⑤シャッターを切ればデータを取得できる。

 

 

※もしシャッターが切れなかったら、露出条件が適当でない、つまり、被写体が暗すぎたり明るすぎたりするので、調整して再取得する。

 

 

⑥「Capture NX-D」を起動して、イメージダストオフを実行。

 

無題

 

 

 

以上の手順で、イメージダストを除去することができる。

 

 

 

イメージダストを除去する前の写真がこちら。

 

DSC_2033+

 

 

除去した後の写真がこちら。

 

DSC_2033 (2)

 

 

綺麗になりました。

 

 

 

ぜひ、F値を大きくした撮影を行った際は、イメージダストオフを気にしてみてください。

 

 

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