面倒でもペグダウンは全部したほうがいい理由。

アウトドア

テントを設営するとき、ペグの数ってちょっと多いな~って思いません?

テントはもう立ててあるのにあと何本もペグを打たなきゃ…って毎回ちょっと思うんですよ。それで、毎回ちょっとだけペグをさぼって何本か打たずに終わりにしちゃうんですよね。

でも、今回のキャンプでやっぱりペグはちゃんと全部打ち込むべきだな..と実感しました。

ペグダウンとは。

ペグとは、テントやタープを設営するときに使われる杭のようなもので、テントやタープの形を作ったり地面に固定したりして風に飛ばされないようにする重要な役割を担っています。タープは2本の支柱で支えられているところ以外はペグを打ってロープ等で引っ張ったりして居住空間を作ります。テントの場合は、主に地面への固定を担っていますが、テントアウターの張りを出してテントを綺麗に見せたり、出入り口の玄関をペグの支えによって生み出したりしています。

なんでペグダウンをさぼるのか。

タープの場合は柱を支えるペグと柱以外の布を引っ張るペグを合わせて6~8本くらい打ち込みます。タープの場合はそんなにペグの数が多くないし、ペグで固定しないとそもそも空間を作り出せないので、いつもサクッと終わらせます。

テントの場合は、テントを固定するペグが4~8本くらい、アウターを固定して形を整えるペグが10~16本くらいあります。うちのテントは、テントの固定に8本、アウターの固定に10本、前室後室(前の玄関と後ろの玄関)に3本で、合計21本でした。数えてみると結構ありますね…笑

このペグダウンの数が多くて、しかもペグを打つときは中腰になるので体勢もきつい!(20代キャンパーがこんなこといったら怒られそうですが苦笑)なので、天候によってはペグダウンの数を結構減らしたりしてサボりがちなんです。

今回のテント設営をちょっと見てください。

 

実はこの設営でも何本かペグダウンをさぼっているんです。どこかわかりますか??

正解はテントアウターの下部のところです。

 

 

遠目からではわからないようなところをいつもさぼってます。笑

いつもといっても、設営のレベルは天気予報によって決めていて、この日は翌日まで雨も降らず、風もそんなに強くないという予報だったのでペグさぼりをしています。

突然の大雨

天気予報もしっかり確認して、適度にペグをさぼって夜を迎え、さあ温泉ということになり、一応突風などが来た時のために、重要なペグとロープの張りを確認し隣の温泉に向かいました。

温泉で疲れをいやし、休憩所で彼女と一緒にコーヒー牛乳を飲んでいたところ、急に「ザザザザーーー!!!」とバケツをひっくり返したような大雨が降ってきました。急いで雨雲レーダーを確認すると、昼に見たときには一切影のなかった真っ赤な色の雨雲が真上に来ています。

予想外の雨でしたが、ペグもロープも一応は大丈夫なようにしていたので、テントが飛ぶ心配はなかったので、休憩室でくつろいで雨が止むのを待ってからテントに戻りました。

テントに戻ると、もちろんアウターはびしょびしょですが、風にあおられた跡があり、アウターの内側にも水気が確認できました。そろそろテント自体も寿命かもしれません。

問題のさぼりペグでしたが、大雨にプラスして風も吹いていたので、アウターからちょっぴり見えていたインナー部分にかなり浸水されました。ペグをちゃんと打っておけば、アウターが広がってインナーに直接雨や風が当たらないようになるので、この浸水はサボりのつけがきたな…と実感させられました。

こうやってアウターを引っ張ってこの辺でペグダウンしておけばインナーテントは守られてたな~。

コメント

タイトルとURLをコピーしました